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2021年10月8日(金)
「高田本町百年商店街」誕生へ

 縁あって、京都から高田に嫁いできて50年が経ちました。
 高田での暮らしは、新しい発見の連続でした。海の幸、山の幸に恵まれた食生活は豊かで、初めての食材に出会う度に心が躍りました。季節の移り変わりは美しく、人情深い歴史ある城下町。おまけに、日帰り温泉は近間にごろごろ、これ以上、何を望むことがありましょうか。
 でも、思いがけないことが起こるものですね。コロナ不況・・・・・、これから先は何が起こるかわかりません。齢を重ねる毎に、今、私たちに出来る範囲内でこのふるさとのまちを少しでも魅力的で活力のあるまちにして、子や孫たちにバトンタッチしてやりたいと思うようになりました。
 気が付くと、様々なまちづくりの仕事に関わるようになっていました。特に、「お馬出しプロジェクト」の活動は15年に及び、地域の多くの方々と出合い、地域の魅力を知り、語りつくせない多くのことを、学ばせていただきました。
 三年前に、「お馬出し界隈てくてくマップ」を作成しました。出来上がったマップを見て驚きました。高田本町商店街には、創業年100~400年の老舗がまだ40軒も残っていました。

 

 それぞれの老舗には、商家としての歴史、店主の思い、そこにしかないものがたりが、しっかりと残っているのです。でも、このまま放っておくと、全てが消えて無くなってしまいます。
 これらの老舗の歴史やお宝を、まちの多くの人に知ってもらいたい。何らかの見える形にして、遠来のお客様にも、まちの魅力として楽しんでいただけるようなことが出来ないだろうか、色々考えている内に、「お江戸の絵看板」を思いつきました。
 江戸時代には、ショウウィンドウなどはありませんでした。間口を広く開放した大店以外は、通りから見ただけでは、何を扱う店なのかわかりません。字が読めなかった町衆の為に、板切れに扱う商品の絵を描き、軒先に吊るしたのが、お江戸の絵看板の始まりのようです。
 素人っぽいものから、デザイン性の優れたもの、とんちの効いたユニークなものなど色々あってとても面白いのです。
 商店街活性化の事業として、2年前から、老舗の絵看板の制作を始めました。3年間で30基の絵看板が完成し、11月8日に、お披露目のセレモニーを開催したばかりです。
 絵看板のあるお店には、老舗のお宝コーナーを設けました。更に、各老舗のオリジナル体験メニューや、名物つくりの開発にも取り組んでいますが、まだまだ不十分なことだらけです。
 Jネット会員の皆様、是非、見にいらして下さい。ご意見、アドバイスなど頂き、一緒に育てていただきますよう、お願い申し上げます。
 夢は全国発信‼広報・宣伝の方も、よろしくお願い申し上げます。